2025年08月07日
グリーン水素製造装置向けイリジウム触媒の増産設備投資計画の変更
株式会社フルヤ金属(本社:東京都豊島区、社長:古屋堯民、以下「当社」)は、グリーン水素*¹製造用イリジウム触媒の増産設備導入に関して、設備投資を見合わせます。
当社は土浦工場においてPEM*²型水電解装置用イリジウム触媒生産設備を増設し、年間2GW*³に相当する生産能力で2025年度に稼働させることを目指し準備を進めてきましたが、世界的な水素市場の環境変化に鑑み、当面は既存生産設備を最大限に活用して需要に対応すると共に、市場拡大の見通しが確認できたタイミングで設備投資を行うこととしました。
なお、本投資計画は「GXサプライチェーン構築支援事業」に採択されていましたが、投資計画の変更に伴い、年間2GW相当の公募要件に適合しないことから、同事業の採択を辞退することとしました。
当社は引き続き水素市場の発展とカーボンニュートラル社会実現に不可欠なイリジウム触媒の供給及び次世代触媒の開発に取り組んでまいります。
*1 太陽光、風力等の再生可能エネルギー由来の電力を用いた水の電気分解によって、水素製造工程においてCO₂を排出せずに作られた水素。
*2 PEM:Proton exchange membrane
*3 1ギガワットは約20万戸分の住宅用太陽光パネルの発電容量に相当します。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社フルヤ金属 総務・CSR部
E-mail. ir@furuyametals.co.jp